2006年1月アーカイブ

 ベックスヒル(Bexhill)って聞いたことありますか?イギリスの保養地の地名ですが、おそらく聞いたことが無いかたが殆どでしょう。アガサ・クリスティーの「ABC殺人事件」のBの事件の舞台なんです。
 私はアガサ・クリスティーを読むときには、夏の英国旅行で手に入れて持ち帰ったAAのロードアトラスで地名を確かめるのも楽しみにしています。ベックスヒルには特別に思い出があって、家内と二人でヘイスティングズにドライブに行く途中、郊外の感じのいい小さなカーバリー(肉を食べさせるレストラン)を見せてくれたところなんです。そこで食事をしたかったのですが、時間が合わず夕方に帰ってからイーストボーンのカーバリーで食事をしました。
 この一帯で一番大きい街はブライトンという現地では海のロンドンと言われているところが有名です。その東に私の娘が居たイーストボーンがあって、その東に1066年のノルマンコンケストで有名なヘイスティングズがあります。イーストボーンとヘイスティングズの間の小さな漁村がベックスヒルで夏にはリゾート
地としてにぎわいます。
 今、私の頭の中で一番楽しい思いつきは、アガサ・クリスティーゆかりの地を全て訪ねて写真を撮ることです。退職後の楽しみにしたいな。

ABC殺人事件
アガサ・クリスティー著 / 堀内 静子訳
早川書房 (2003.11)
ISBN : 4151300112
価格 : ¥714
通常2-3日以内に発送します。

きたならしい表題でごめんなさい。

 日経ビジネスの連載「TV WARS(テレビ・ウォーズ)」は今週号で「大橋巨泉 革命家の嘆き」と題して記事が書かれています。表題の「目くそ鼻くそ」ってのは、ここで大橋巨泉が昨今のテレビのバラエティー番組を批判し、「今の製作者には緊張感が無い」と述べていることに関して、私の頭に浮かんだ言葉です。本当は論語の中から適当なのを選ぶことが出来たらいいのですが、大橋巨泉の若き頃の写真を見て「同じ穴のムジナ」って言葉を思い出しただけで、自称教養人の私としてはなんとも情けないものです。

 私がこの記事に注目したのは、本当は彼のそのような言葉ではありません。
・「テレビは今に貧困層の王さまになるはずです」
・「(米国では)ビル・ゲイツもブッシュ家もニュースやスポーツ中継以外テレビなんか見ませんよ。
(中略)負け組み、貧乏人、程度の低い人が見ているんです」
という言葉です。彼の言うことに信用が置けるとは思いませんが、世の中の流れに鼻先が効くのは彼らの職業上の勘でしょう。確か、統計によると米国人のテレビの視聴時間はうなぎ登りのはずですが、中身は巨泉の言うとおりなんでしょう。

 私は「勝ち組?程度の高い人?」と鼻高々になったってことです。「テレビを見ない生活の充実感をビル・ゲイツもジョージ・ブッシュも(私と同じく)知ってるんだな」です。そんなこと昔から実践してるという人も皆さんの中には居るでしょうが。
 そういえば、私の頭の中の価値基準から朝日新聞やNHKが滑り落ちてしまってから久しいです。若かりし頃は週刊朝日の特集やコラム、NHKのNHK特集やなんかに楽しみや自分の生活の価値基準を見出したものです。それなのに今は、テレビを消す、週刊誌は買わない。それだけで生活の質が上がったかのような実感が得られるってのも時代の流れですね。

論語

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 毎月品を買えて購読していた日本古典文学も、あまりのつまらなさに挫折しました。なんとかなるのは源氏物語だけでしたが、あれも「当時としては」のカッコつきの評価でしょう。日本文学に古典は無いと諦めるほうが無難なようです。
 気を取り直して今読んでいるのは、なんと「論語」です。中国語で読むのは無理だし、現代語訳もあるのかどうか知りませんが、日本の漢文の伝統に従った「読み下し」で読んでいます。
 テキストはこれまたナンと「渋沢栄一」の「論語講義」(講談社学術文庫版)です。「論語と算盤」を標榜していただけあって、ちゃんとした講義付きです。一年間日本古典文学を読み続けて、日本人にとっての古典とは、日本人によって書かれたものではなく、中国の四書五経に類するものだろうと感じるようになりましたので、当面これでいきます。それに、ホリエモン事件以来、日本人の行動規範に関して懐疑的な見方が噴出しているのではないかと思います。確かにある時代には論語の世界が行動規範であったことがあります。私も親父の口から「後世畏るべし」などの言葉を聴いて育ちましたが、私の家内の頭には全くその類の文章は残っていません。だけど、残念ながら私と家内がどちらが社会規範に忠実かを考えると、そのことと相関関係はなさそうです。
 ということで、今のところ論語の片言隻語を覚えたところで、いつもの物知り自慢くらいにしかならないでしょうが、源氏物語を語るよりは説得力ありそうだし、実際、「使えるな」という言葉が多いので暫く読み続けてみます。

越前市も豪雪地帯ではあるんでしょうが、もっと山の中の豪雪地に行ってきました。雪の写真もあきたでしょうが、まあおつきあいください。この写真は目的地に行く峠道の手前で撮りました。このようにまあまあ交通量もある道ですが、気温が低かったため雪が融けていません。

これは、目的地で用を済ませてからふもとに帰る途中で撮りました。かなりの山奥だということが感じられますよね。目的地の池田町に行く三本の峠道のうち一本は雪崩のため通行止めになっています。私は往復違う道を通るのです。雪崩はまだ起きていませんが、今年はいつ起きるか分かりませんね。

これは私が乗っているサニー。この地方の常識として四輪ともスタッドレスタイアです。今日くらいの雪であれば発進に困ることはありません。ただ、オーバースピードでコーナーに入るとかなり滑りますよ。

峠道を麓まで下りたところで、民家を撮りました。雪による湿気のため漆喰が傷み易いため地の土壁が見えているのも、このような真っ白な風景の中ではなんとなく風情があります。

 今回は東京にもかなりの雪が降りました。東京の雪といえば、私が東京に転勤してはじめての冬が大雪だったんです。当時は多摩センターに住んでいましたので、かなり積もったのを思い出します。日陰の雪は春になるまで融けませんでした。
 多摩センターといえばかなりの奥地にあるのですが、丘陵地帯で大して高い山はありません。電車は通ってるし当時は多摩ニュータウンというのがまだ生きていまして、その中心地だったところですから、住人も雪に慣れていない人が多かったようです。私も例外ではなく、一番困ったのは車で外出したのはいいけど、自宅の駐車場に戻れなかったことです。車のタイアがスタッドレスでないのは勿論、駐車場に雪が積もっているので、除雪しないと入れないのです。雪国だったら「ママさんダンプ」を誰かが持っているのが常識なのですが、私も持ってないしご近所誰も持ってないし、そんな便利なものが存在するという知識も勿論ありません。それで、誰かが普通のスコップを持ち出してきて雪かきするのですが、これは効率が悪いし、慣れない事だからクタクタになったことを思い出します。
 主要幹線道路ものきなみ大渋滞。これは、雪国でも初大雪が想定外に早く来た今シーズンには見られた光景です。どこかで誰かが滑って動けなくなるとおきる現象ですよね。

 昨日、「オリエント急行の殺人」(普通、オリエント急行殺人事件っていうかな)を読み終えました。有名な作品だけあって、読み応えがありました。クリスティー文庫を最初からほぼ発表順に読んでいますが、アガサ・クリスティー各作品とも力が入ったものです。人気作家になったのも納得できます。
 探偵小説はいわゆる大衆文学ですから、20世紀初頭の英米の大衆の興味が何に注がれていたのかが感じられて面白いです。いつも出てくる貴族・相続・金持ち・避暑地などは、当時の英米の大衆が覗いてみたい最大のものだったんですね。それに、旅・グルメなんてのはいつの世も興味の対象だったんでしょうが、今はテレビが提供してしまいますから、なかなか小説で読んでみたいとまでは思いませんが、それでも探偵小説って、かならず有名観光地が登場するのは今も同じですから、当時はどこが有名観光地だったのかも感じられて面白いです。特にこのオリエント急行の殺人では、「豪雪に閉じ込められる」という設定は英国ではありえないので、とても新鮮だったんじゃないでしょうか。

息子と一緒に龍双ヶ滝という日本の滝・百選に入っている場所に行こうとしましたが、12月から3月まで通行止めとのことで、あと少しというところでたどり着けませんでした。水害で大きな被害を受け、この雪でも痛めつけられている地区ですが、雪は素晴らしい造形を見せてくれます。

 久しぶりに晴れ間の日曜日ですから、洗濯物ほぼ終了。あとはカッターシャツだけ。
 そろって昨年末にデジタル一眼レフカメラを購入して、すっかり写真が趣味になった親子で、これから撮影ドライブに出かけます。息子はノーマルタイアなので、スタッドレスタイアを装着している私のミニを使用、途中で越前名物おろし蕎麦を食べて、息子は夕方には京都の友人宅に行きます。

 家内がロンドンで具体的に物件を見つけてきました。当初目論んでいた2ベッドルームで一つを貸して返済の足しにするという計画は、あまりメリットがないことと、やはりロンドンの不動産は他の地域に比べて高いことから、1ベッドルーム、1レセプションの物件を探しました。
 かなり古い建物で、場所は閑静な小高い住宅地だそうです。テムズ川の北側がもともとのロンドンで、その東側はイーストエンドといって、有名な貧民窟(夏目漱石もここに住んでノイローゼになった)ですが、今探し出したのは、一般的にはあまり良い地域とは言われないテムズ川の南側で、オリンピック開催で俄然注目が集まっているグリニッジです。家内が言うには修道院の跡を改築してフラットにしたものだそうです。英語力がいまいちなので、もしかしたら少し違うかもしれませんが、煙突があるということは、かなり古い建物だとのこと。
 モーゲージはこれからですが、日本の住宅ローンとはかなり違っていて、いわば出資者を募集するというイメージみたいです。一つはスイス銀行(スイスの銀行という意味かな?)だそうです。金利を節約するために、モーゲージ・フォー・レットではなく居住用のモーゲージになりそう。そのために、収入証明や取引証明を送付しました。これを娘が翻訳します。
 家内は大学の英米「文学」部を出て、昨年は英「会話」学校に1ヶ月通っただけですから、英語力は娘に比べると格段に落ちるようです。それでも、不動産屋との折衝も娘のサポート付きでなんとかやっていますし、実際に購入にこぎつけたら、かなりの自信になるでしょうね。

池田というのは、関西でも四国でも中部でも山奥と決まっていますが、福井でも今立郡池田町は山奥、しかも豪雪地です。この写真は池田町のバイパス道路を走っているときに運転席から撮影したものですが、どこが道路かわかりますか?一応、電柱があるので、それで道路の方向が分かるでしょうね。

この道路を走っているときだけでも3台の除雪車に遭遇しました。朝から降り続いているときなので、降った雪を片時も休まずに処理して行っているのです。

除雪車その1

除雪車その2

除雪車その3

市街地の風景
融雪装置が働くと、このような感じになります。この道路は屋根の雪下ろしをやるときには、通行止めになって一斉に土木機械が入って除雪します。そうやって除雪しているので、この程度の積雪の風景になっています。

融雪装置の無い市街地は、このように真っ白になってしまいます。雪釣りを施した庭木を見ると、この工夫が決して風情を醸し出すためのものではないことがよく分かりますよね。

 雪も降り止んで、洗濯も完了したので、いつもの通勤途上にある日野川の橋まで鳥を見にいきました。忙しい通勤時間ではゆっくり見る暇も無いのでちょっと時間をかけて観察してみたかったんです。とても気温が低くて、昼前に帰ってくるときでも車載の気温計はマイナス1.5度を表示していました。
 橋から眺めると、思ったとおり沢山の鳥が羽を休めていました。今日はカラスやトンビもいないようで、のんびりとしているようです。それでも、よく見ると数羽の鳥があたりを警戒しているのが見えます。あれ?首を伸ばしたり立ち上がったりしている鳥は他の小さな鳥と種類がちがうようですね。

 さすがに売れっ子になる小説家は違いますね。こんなものまで書いてるんだ。
 アガサ・クリスティーを読み続けていますが、クリスティー文庫の短編は一応読み終えて、1番から読み始めて4冊目、「ビッグ4」を読んで仰天。これ、「007シリーズ」の間違いじゃないかというくらい、国際陰謀ものの映画のようでした。解説を読んで納得しましたが、どうもこれはアガサ・クリスティーの短編を他人に依頼してつなぎ合わせたものなんですね。

 久しぶりの、また暫くは望めそうも無い晴天です。気温はまだまだ氷点下ですから、そとを歩く人の足音は「バリバリ」という状況のなか洗濯完了。大物を残していたとはいえ、小物は少量を室内の電気ボイラー室に干すという家内直伝の荒業も活用しつつこなしていたので、無理なく干せました。干し方によっては乾きが遅いというのも経験上学習済みなので、完璧!!
 写真で、中央のあたりが少し霞んでいるのがわかりますか?これが雪国の朝霧です。なかなか良いものでしょ?

 北陸の冬の天気はかなり激しくて、雪が降るかと思えば、このように青空が覗くこともあります。これは、決してこれから晴れるということではなくて、場合によってはすぐに吹雪くこともあります。
 今日の場合は吹雪いてはいませんが、予報どおり雪が続きました。明日は晴れるようですから洗濯物は一気に片付けようと計画しています。

 わが愛車はこのように一晩で雪まみれです。12月の大雪の様なベタベタ雪ではなく、サラサラと落ちていく低温の雪でした。

 下関駅放火事件で、「現住建造物等放火の疑いで住所不定、無職○○九右衛門容疑者(74)を逮捕した。」とのことです。この「空腹のためむしゃくしゃして放火した」という老人のなんとも古風な名前を聞いて、「もしかしたら福井の人かな?」と暫しこの老人の過去を夢想してしまいました。
 実は、福井に来て「○○左衛門」「○○右エ門」などの名前が多いことに気付いたからです。もしかしたら、福井だけのことではなく、日本全国田舎なら、あるいは田舎でなくとも多いのに私が気付かなかっただけかもしれませんが。少なくとも、私の身の回りでこのような古風な名前が目に付いたことは初めての経験なんです。

 雪の降り方も峠を越すと、マンションの部屋の中にいても、どこからともなく「ゴー、グルグル」と大きな音が聞こえてきます。除雪車の登場です。除雪車にも色々種類はありますが、私のマンションの前の通りや、もう一つ枝道くらいまでは市が除雪してくれるので、こういう日は市内中をこういう車がはしりまわっています。
06010704.jpg

 この車両による除雪作業は雪を「持っていく」訳ではなく、道の端っこにかためて置いていくだけですから、その後は住民の負担となります。

 家族が不動産購入の物件探しのために渡英して、もうすぐ1ヶ月になろうとしていますが、まだまだ見つかりません。一つには、丁度クリスマス直前に渡英したため、モーゲージ・アドバイザが次々にクリスマス休暇に入ったこと、それと、やはり外国人のために適当なモーゲージを探すのに手間取っていること。用意している資金では、高騰しているロンドンでは、良好な物件が探しにくいことなどの要因が重なっているようです。

 明け方前にはあまり降っていなかった雪が、強く降り出しました。福井は気温がさほど低くならないのっで、道路の雪は積もっても車が通るとタイアの跡が黒く残るのが普通なのですが、これだけ多量にいっぺんに降ると、真っ白な道を車が通る珍しい風景となります。
 この写真は今、自宅マンションから撮ったものです。
06010701.jpg

 私の会社は今日まで休み。幸い、市の図書館が今日から再会されましたから、最近はまっているアガサ・クリスティーを借り換えに車で出かけました。帰りがけの雪の風景を撮って見ましたので、紹介しましょう。今日の福井県の降り方では、この程度で積もるわけではありませんが、12月に降った雪が融けずに歩道に残っているのがわかります。実は除雪した雪はこれだけではありません。
kyounoyuki.jpg


下の写真のような雪捨て場が設置してあります。遠くに見える雪の小山が捨てられた雪で出来た山です。今日は稼動していませんが、多分明日にはダンプカーがこの周辺を行き交うことになるでしょう。
yukisute1.jpg

 いつもの通勤路にあたる歩道橋の上から日野川の河原を眺めたところです。年末からの降水量はかなりのものだと思いますが、山岳地帯に雪として積もっているので、流れはさほど強くありません。梅雨時などの降水量が多いときはこの河原がすべて川面となります。
 雪の表面に見えるでこぼこは、歩道橋の上を除雪機が通ったときに撒き散らされた雪がつけたものです。ラッセル車みたいなものです。
yukikawara.jpg

雪道

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あけましておめでとうございます。
 今日はとてもよい天気で、久しぶりに駅まで歩いて行きましたが、この時期の福井の道路は、緊急避難的に車道のみ除雪してあります。大人は基本的には自家用車を所有していますから、通学で無い限り徒歩で通勤する人はほとんどいません。そんな訳で、向こうに見えるマンションが私の住居なんですが、私が立っているところ(影が映ってますよね)は車道ですから除雪してありますが、向こうの車道までの歩道が除雪してありませんから、人がすれ違えないくらいの自然に踏み固められた道ができてるだけです。
 だから、まずは目の前の小山を乗り越えて進んでいかなくてはいけません。少々の雨や日照ではこの小山はなくなりません。
yukimichi.jpg

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