2006年2月アーカイブ

 さきほど、ディケンズの「大いなる遺産」ISBN:4-04-211009-6を読み終えました。彼の「ボズのスケッチ」ISBN:4-00-322295-4を読み始めたときのイメージとは全く変わり、とても感動しています。
 途中からはアガサ・クリスティーなみの謎解き的な面白さもありました。こういう魅力も今でも翻案されて映画化される由縁でしょう。恐らく皆さんはこの手の本は読まないでしょうからストーリーをばらしてしまいますが、主人公が村の鍛冶屋に養われていた頃に出会った脱獄囚が英国に舞い戻っり、再度出国の手助けをするためにテムズ川をボートで下る場面があります。脱獄囚が潜んでいる場所から少し下ると、私が買った家のあるグリニッジです。行ったことはないけど、とても臨場感を感じて、それも面白さにつながりました。
 いつものことですが、訳文は最悪です。訳者である英文学者は、あくまで「日本人として」の英語のプロであって、決して日本語文章のプロではないということを痛いほど知らされるだけです。時には、本当は訳者は原文の意味が理解できてないのじゃないかと疑いたくなるところもありますし、所々入っているコメントから、この訳文は「英文科学生のための訳本」であることがよくわかります。今は学者じゃなくてちゃんとした翻訳者というのが育ってきているはずですから、こういう古典ものも新しい翻訳で出版されると新しい読者ができるかも知れません。ん、?不必要かな。
 今、ちょっとディケンズの短編集を借りてますが、エミリーブロンテの「嵐が丘」ISBN:4-00-322331-4も借りましたから、これを読みます。

 私がいよいよ不動産の頭金を英国ポンドで払わなければいけない時期が近づいたことを悟ってくれて、日銀の福井総裁がそろそろ利上げをするような発言をくりかえしてくれています。
 英国銀行の利下げ観測が遠のいたため、英国ポンドが反発してたとこなので、助かります。あとで何か贈っとかなきゃ。

2月16日から、私が利用していた無料のドメイン名公開サービス(DDNS)がサービス停止になっているのに気が付かずに、このブログも外部から参照不能になっていました。新しく有料のサービス(といっても年に1ドルですけどね)に申し込んで、やっとDNSが働き始めました。

 先週の土曜日は越前市の図書館が休みだったため、初めて鯖江市の図書館を訪ねてみました。児童図書館風の越前市図書館に比べて、建物が素晴らしく立派なのが印象的な鯖江市図書館。中身はまあ特色はありませんが、来館者がとても多いのには驚きました。それにつけても、東京に住んでいたときの図書館の貧弱さにガッカリしていたのを思い出します。出版文化は東京一極集中であるかに見えますが、実はその文化を享受しているのは東京の住民ではないのですね。
 そこで借りたのはディケンズの「大いなる遺産」角川文庫ISBN: 4042110096 です。これも、なぜか英国文学につきものの遺産相続がテーマ。英国人の夢想するものって貧乏人がひょんなことから大金持ちになるってことばかりなのかな。
 それは別として、「コンプトン 英国史・英文学史」ISBN:4469243760というのも借りました。これはアメリカの学生のための百科事典から抜粋した、日本人の英文学部の学生の副読本みたいなものだと思います。これが結構面白い。一例は「ブロンテ姉妹は毎日がよほど退屈だったのでしょう、奇妙でひねくれた小説を書いたのです」。これ世間一般の評価とは思えませんね。でも、私の感性にはピッタリだな。英国史も英文学史も170頁ほどの小さな本に詰め込んであって、ちょっと参照するにはもってこいです。これだったら一冊買ってもいいなと思っています。

コンプトン英国史・英文学史
加藤 憲市訳 / 加藤 治訳
大修館書店 (1996.1)
通常2-3日以内に発送します。

いつもの雪の風景です。春を前に暖かく風のない穏やかな日にはこのように一面の雪の上にうっすらと霧がかかります。これがとても綺麗で心に残る風景です。山にも雪がありますから、霧がただようとこれもとても素敵な風景が出現しますが、今日は残念ながら出会いませんでした。この冬のうちに必ず写真に残したいと思っています。

朝霧

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マンションの窓から見える村国山の朝霧です。このような湧き出るような霧が北陸の特徴です。春になるともっともくもくと湧き出てきますが、冬でもちょっと冬型が緩むとこんな感じです。

雪害

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 昨日も池田町に行きました。先週ちょっと気付いた、屋根雪が軒先を壊した家を見に行きました。思った以上に損害はひどく、しかも、一軒だけではなくさらにその近くだけで三軒の家の軒先が壊れていました。雪国の人は、屋根雪は軒先から先に下ろすということをよく知っているのですが、年寄りしか居ない家では雪下ろしもできなかったのでしょう。

 アガサ・クリスティーの濫読から19世紀の英国の小説に興味が出てきました。英国史もちょっと齧ったし、先に「19世紀のロンドンはどんな匂いがしたのだろう」などを読んだからです。日本に住んでいたら情報は殆ど東京発であるために、東京に興味を持っていた若い頃に似てるでしょう。
 「嵐が丘」とか「ジェー ン・エア」はお定まりで子供のころに読みました。もしかしたら少年少女世界文学全集的なものでしょう。まったく印象が残ってないところを見ると、子供には無理だったんでしょうね。
 今回は「デイヴィッド・コパフィールド」を読もうと思って図書館にでかけたのですが、岩波文庫で全5冊なので、アガサ・クリスティーを読む速度から推測すると恐らく1ヶ月ぐらいかかるだろうと予想して、今日は借りるのを止しました。代わりに借りたのが「ボズのスケッチ」というディケンズの短編小説集です。こんなものがあるなんて知りませんでしたが、それもそのはず2003年に初版が出てます。英国文学が本格的に紹介され始めたのは戦後のことですから、このようなものが今頃出てきてもまったく不思議はありませんね。
 私みたいなものでも、本気で英国生活を企画するような時代になったからこそかな。どっちにしても、19世紀のロンドンを背景にした小説を本格的に読むのは初めてだから、とても楽しみです。
 この頃の英国文学を読むための知識に丁度いい本を見つけました。米国人が英国文学を読むための本の翻訳です。

 ロンドンでの物件も決まり、ソリシタも選定して、モーゲージブローカーからレンダーも紹介を受けて、あとは手続きが滞りなく進むことを祈るばかりです。
 ソリシタはヨークにある事務所です。ロンドン所在のソリシタのほうがいいかなと思って、プロパティ・エージェントに選定をまかせはずなのに、結局はソリシタ紹介所みたいなところから紹介を受けただけみたいです。これだったら、知人のいつも使っているところでも良かったかな。
 モーゲージ・レンダーはイギリスの銀行になりそうです。自宅用のモーゲージにしたため、勤務先に確認の電話を入れるとの事。「イギリスから電話が入るからよろしく」と言ったので、職場はちょっとパニックになってしまいました。普段英語ができそうなことを言ってる人でも、電話となると勝手が違うみたいです。私でもそんな電話は絶対受けたくありませんからね。あとで家内によく聞くと、レンダーの社内に翻訳する係りがいるみたいで、日本語で問い合わせが入るとのこと、杞憂でした。
 日本の銀行で、たとえ昔の東京銀行でも、個人部門ですぐにこれだけの外人対応は出来ないんじゃないかな、企業相手の部門は別ですが、国際性という面では此彼には格段の開きがあると感じました。

 明け方5時ごろに除雪車の音で目が覚めました。今回の雪は、もしかしたらこの冬最期の大雪かもしれません。冬の夜の雪景色を写真に撮ろうと起き出して撮ったのがこの写真です。何が写っているか不明でしょうが、明るいところが除雪車のヘッドライトです。
 今は、もう朝。だけど、除雪車が通った後の道も既に真っ白になっています。今日は午後からは雪も上がる予想です。寒気の張り出しについては、気象庁のスーパーコンピューターの活躍で予報はよく当たりますから、多分午後は止むでしょう。そしたら、ちょっと気に入っている雪景色を撮りに行きたいと思います。

 久しぶりにとても寒い朝です。今日は昼も氷点下のままだという天気予報ですが、こんな寒い日が福井の典型的な日というわけではありません。福井は濡れた重い雪がうずたかく積みあがっているという印象です。でも、今日のような日はご覧のような青空と雪雲が同居する、とても激しい北陸の冬の気候を象徴しているようで、とても好きです。
 道路は、乾いた路面にさらさらの雪が積もった状態です。まだアイスバーンにはなっていませんから、比較的走りやすく、路面からの音も静かで気持ちがいいですよ。

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