大いなる遺産

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 さきほど、ディケンズの「大いなる遺産」ISBN:4-04-211009-6を読み終えました。彼の「ボズのスケッチ」ISBN:4-00-322295-4を読み始めたときのイメージとは全く変わり、とても感動しています。
 途中からはアガサ・クリスティーなみの謎解き的な面白さもありました。こういう魅力も今でも翻案されて映画化される由縁でしょう。恐らく皆さんはこの手の本は読まないでしょうからストーリーをばらしてしまいますが、主人公が村の鍛冶屋に養われていた頃に出会った脱獄囚が英国に舞い戻っり、再度出国の手助けをするためにテムズ川をボートで下る場面があります。脱獄囚が潜んでいる場所から少し下ると、私が買った家のあるグリニッジです。行ったことはないけど、とても臨場感を感じて、それも面白さにつながりました。
 いつものことですが、訳文は最悪です。訳者である英文学者は、あくまで「日本人として」の英語のプロであって、決して日本語文章のプロではないということを痛いほど知らされるだけです。時には、本当は訳者は原文の意味が理解できてないのじゃないかと疑いたくなるところもありますし、所々入っているコメントから、この訳文は「英文科学生のための訳本」であることがよくわかります。今は学者じゃなくてちゃんとした翻訳者というのが育ってきているはずですから、こういう古典ものも新しい翻訳で出版されると新しい読者ができるかも知れません。ん、?不必要かな。
 今、ちょっとディケンズの短編集を借りてますが、エミリーブロンテの「嵐が丘」ISBN:4-00-322331-4も借りましたから、これを読みます。

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