テレビは見ない

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単身赴任者には時間が必要です。普通の家庭では分担している掃除洗濯はもちろん、家族との連絡や帰省、心身のケアのための趣味の時間(これ結構大切です)など、心して時間を創出する気配りをしています。
 一番肝心なのは「テレビを見ないこと」

 今、昼飯を食べ終えました。いつものお気に入りのパスタ。一応食堂にはテレビを置いているので、なんとなく点けたら「放送は通信とどう融合できるのか~アメリカからの報告」という番組が放送されていたので、見ていたら、非常に興味を引くものだったので暫く見ていたのですが、一時間番組なので同じコトを堂々巡りで違う画面とインタビューで繰り返すだけ。これがテレビ番組の「わかりやすく見せる」手法なのでしょう。文章で書いたらホンの一ページ、時間も5分とかからないことを一時間も見せられてはたまりません。

 奇しくもこのなかで語られていたのは、番組のダウンロードによる視聴が支持されてきていること。これが意味しているのは「時間をテレビに縛られたくない」ということなんです。そこ、本当にわかってないだろうな。
 テレビというメディアはデジタル化で未来が広がったかに見えますが、情報量が少なすぎる、言い換えると時間を取りすぎる。長い目で見ると、衰退のサイクルに入ったと思います。
 衰退するかどうかは余計なお世話として ちょっと前の日経ビジネスの連載「TV WARS(テレビ・ウォーズ)」で「大橋巨泉 革命家の嘆き」と題して記事が書かれていました。ここで大橋巨泉が昨今のテレビのバラエティー番組を批判し、「今の製作者には緊張感が無い」と述べていることに関して、私の頭に浮かんだ言葉は「目くそ鼻くそ」でしかありません。本当は読んでいる論語の中から適当なのを選ぶことが出来たらいいのですが、大橋巨泉の若き頃の写真を見て「同じ穴のムジナ」って言葉を思い出しただけで、自称教養人の私としてはなんとも情けないものです。つまり、あの頃のテレビが今よりましだったとはとても思えないということですが。

 私がこの記事に注目したのは、本当は彼のそのような言葉ではありません。

  • 「テレビは今に貧困層の王さまになるはずです」

  • 「(米国では)ビル・ゲイツもブッシュ家もニュースやスポーツ中継以外テレビなんか見ませんよ。

  • 「(中略)負け組み、貧乏人、程度の低い人が見ているんです」

という言葉です。「目くそ鼻くそ」のことしか頭にない彼の言うことに信用が置けるとは思いませんが、世の中の流れに鼻先が効くのは彼らの職業上の勘でしょう。確か、統計によると米国人のテレビの視聴時間はうなぎ登りのはずですが、中身は巨泉の言うとおりなんでしょう。

 「テレビを見ない生活の充実感をビル・ゲイツもジョージ・ブッシュも(私と同じく)知ってるんだな」です。そんなこと昔から実践してるという人も皆さんの中には居るでしょうが。
 そういえば、私の頭の中の価値基準から朝日新聞やNHKが滑り落ちてしまってから久しいです。若かりし頃は週刊朝日の特集やコラム、NHKのNHK特集やなんかに楽しみや自分の生活の価値基準を見出したものです。それなのに今は、テレビを消す、週刊誌は買わない。それだけで生活の質が上がったかのような実感が得られるってのも時代の流れですね。

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