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9月までにはと思っていた「風の盆恋歌」を読み終えました。

 この本こそが、先日訪れた越中八尾の風の盆を全国区にしたものです。9月1日から三日間が風の盆ですから、9月までにはと思ったわけです。
PICT8334.jpg
 主な舞台はその名の通り八尾の諏訪町なのですが、作者の高橋治さんは千葉の出身ながら旧制第四高等学校に学び、後に金沢で教鞭をとったことから、ご当地文学的な色彩が強く感じられます。

  大きく物語が展開していく道行きの場面は、文中で語られる文楽や西鶴の物語と重なります。八尾から天生峠(あの「ああ野麦峠の河合村から白川村に越える峠 です)、白川村から白山スーパー林道、白峰と移動します。そして、福井から越前海岸を通って杉津(すいつ)駅跡、そこで敦賀湾をながめ、旧北陸線の道路を通っ て今庄まで行きます。さらに北陸道を通って京都へ。

 今回の善光寺ドライブで、思いがけず宿坊を見ることが出来、今に続く日本的な旅の伝統に出会ったような気がしてとても有意義だったと思い返しています。

PICT8109.jpg このご一行が、なにか襟にかけていますね。簡易型の袈裟みたいなものでしょうが、何と言うものなのかは知りません。いかにも信者ご一行という雰囲気ですが、そこに書いてある「常智院」というのが宿坊の名前です。

例によって聞き流している音楽は現在ベートーベンですが、ある事情で室内楽曲とかピアノ曲で停まって繰り返していました。その理由は下に書いたとおりですが、これはこれで収穫は大きかったです。
 今までの私はベートーベンといえばまず管弦楽曲、そして有名なピアノ曲その他くらいのイメージでした。つまり全体的にはあまり聴いた事がなかったんですね。

昨日は大きな成果が二つありました。


 昨日からシェークスピアの「ヘンリー六世」を読み始めています。この本は私が持っている白水社uブックスの第一巻になりますが、おおよそ推定される創作年代順になっているようですから、この順序で読むことにしました。

  シェークスピアは、私の好きな英国文学を読むには、たまに参照する必要がある本ではあるが、まともに取り組んで読むものではないというのが、私の考えでし た。ところが、モロワの英国史を読むうちにエピソード満載の本ではありますが、もっと「お話」の部分を知りたいと思うようになったわけです。サー・ウォル ター・スコット(Sir Walter Scott)の小説群を読みたいと思っても、日本ではほとんど出版されていませんので、全巻持っているシェークスピアに手をつけようとおもったわけです。


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